間取り

二階建ての家の風水家相

伝統的な風水家相では二階建ての家を玄関ドアから読むので、入る階がいちばん重く見られます。そのうえで各階をそれぞれ独立した間取りとして見て、階段を階どうしをつなぐものと考えます。上の階に八卦をどう置くかについては鑑定者の意見が分かれ、特に三つのことに注意します。階段がどこに着くか、何が何の真上にあるか、寝室が家のいちばん人の行き来が多い部分から離れているかです。

2026年10月3日更新 · 伝統的な解釈であり、測定や助言ではありません

寝室居間廊下台所玄関
形勢派による間取りの読み方。玄関から一本の経路が、届くすべての部屋を通ります。

まず玄関のある階

玄関ドアは「気口」と呼ばれ、家の流れが入ってくる口とされます。いくつもの階がある家では、そのため玄関のある階を、多くの鑑定者が最初に読み、いちばん重く見ます。流れが玄関ホールにどう出会うか、リビングへ広がるのか、まっすぐ階段へ引っぱられるのかが、家のほかの部分の基調を決めます。

上の階が無視されるわけではありません。玄関のある階を通って行く、家の私的な部分として読まれます。ドアと一直線上にあるベッドのような上の階の問題は、集合住宅の場合と同じように、その部屋の中で判断します。変わるのは、玄関ドアとそれらの部屋の間に階段が入ることで、階段には独自の決まりがあります。

自分で間取り図を描くなら、各階を別々に同じ縮尺で描き、両方の図に階段を書き込みましょう。二つの階を重ねて描いた間取り図は、鑑定者であってもなくても、誰にとっても読みにくいものです。

上の階の八卦の置き方

玄関のある階では、黒帽派の風水家相は玄関ドアの壁を下の辺にして三×三の格子を置きます。上の階には玄関ドアがなく、流派によって扱いが違います。

  • どの階も同じ向き。 多くの鑑定者は格子を下の階と同じ向きに保ち、それぞれのエリアが下の階の対応するエリアの真上に来るようにします。この階にドアがなくても、玄関ドアの壁が下の辺のままです。
  • 階段を上りきった所をドアとする。 階段が着く場所を上の階の入口とみなし、そこから格子の向きを決める人もいます。
  • 理気派は建物全体に一つの向きを使うので、この問題は起きません。どの階も同じ方位のエリアで分けます。

どれも合意された答えではありません。一つを選んで一貫して当てはめ、結論を出すために階ごとに方法を変える助言には気をつけましょう。八卦図ツールは、玄関基準の格子を一つの階に重ねます。

階段

階段は階と階の間で流れを動かすので、伝統的な風水家相は、階段がどこから始まりどこで終わるかを見ます。

  • 玄関ドアと向き合う階段。 もっともよく議論されるケースです。入ってきた流れがまっすぐ階段を駆け上がり、入った階を素通りすると読まれます。距離や並び方でどう変わるかも含め、玄関ドアが階段と向き合うに詳しいページがあります。
  • 家の中央にある階段。 中央は家の心臓とされ、そこにある階段は絶えずそこをかき乱すとされます。いちばんよく注意されるのは、中央にあるらせん階段です。
  • 蹴込み板のない階段。 踏み板の間にすき間がある階段は、流れがそこから落ちるとされます。蹴込み板をふさぐか、階段用の敷物を敷くのが一般的な対処で、すき間につま先を引っかけたことのある人にとっても安全になります。
  • 階段の着く先。 寝室や浴室のドアに向かって終わる階段は、流れをまっすぐその部屋へ送り込むと読まれます。踊り場の植物、絵、十分な明かりで、流れをそらすことを意図します。

何が何の真上にあるか

階が重なっているため、風水家相には平屋の家では必要のない決まりが加わります。各寝室の真下に何があるか、玄関ドアと台所の真上に何があるかを見ることです。

よく挙げられるのは、コンロの真上のベッド、ガレージの上の寝室、玄関ドアや台所の真上の浴室です。伝統的な理由は落ち着かなさや流れ去ることについてで、実用的な理由は熱、排気ガス、冷たい床、配管の音です。間取りを変えられない場合は、ベッドを真上の位置から外し、できるところは断熱や気密をするのが一般的な助言です。

上の階の寝室は、一般によい位置と考えられます。玄関ドアや日中の家の中の行き来から離れていて、それはそもそも寝室の決まりが求めていることだからです。

よくある家

  • ドアから1メートル内側で階段が始まる玄関ホール。 階段の下には物を置かず、ドアと最初の段の間に丸いラグか植物を置き、流れを向かわせたい部屋を明るくして、視線がまずそちらへ向くようにします。
  • 細長い三階建ての都市型住宅。 まず玄関のある階を読み、それから各階をそれぞれ小さな間取りとして読みます。階段がどの階でも多くの場所を占めるので、踊り場が大事です。物を置かず明るくし、各ドアが曲がらずに踊り場から開くようにします。
  • ガレージの上の寝室。 車が止まる場所からいちばん遠い部分の上にベッドを置き、できれば床を断熱し、ガレージへの連絡ドアは閉めておきます。
  • 浴室のドアで終わる上の階の踊り場。 そのドアは閉めておき、横の壁の絵や明かりなど、途中で目を止めるものを踊り場に置きます。

よくある間違い

  • 上の階を、玄関ドアがあるかのように読む。 その階で格子をどう向けるかを決めずに上の階に「財」や「恋愛と人間関係」のエリアを置くと、同じ家なのに毎回違う答えになります。
  • 階段を家具のように扱う。 階段は動かせません。対処は周りのラグ、明かり、植物、衝立で、玄関ホールを並べ替えて階段を消すことではありません。
  • いちばん長く過ごす階を無視する。 上の階の配置がよくても、下の階のふさがれた玄関ホールの埋め合わせにはならず、逆もまた同じです。
  • 家を一枚の図に重ねる。 二つの階を重ねて描くと、何が何の真上にあるかが隠れてしまいます。それこそ二階建ての風水家相が問うことです。

二階建ての間取りについて読むことと、自分の家の階段がどこに着くか、台所の上に何があるかを見ることは別のことです。各階を縮尺どおりに描けば、ずっとわかりやすくなります。

各階を図にする

玄関ドアからスキャンを始め、そのまま階段を上がりましょう。各階に専用の間取り図ができ、気の流れは入ってきた階から読み取ります。

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二階建ての家の一階を表示する風水AR。気の流れ、階段、1階と2階の切り替え

スキャンで二階建ての家についてわかること

  • ライダースキャナーがあれば、家全体を一度のスキャンで。上の階へ歩きながらスキャンを続けると、各階にまっすぐ整えた専用の間取り図ができ、上に切り替えボタンが表示されます。
  • 間取り図上の階段。階段が始まる階に描かれます。
  • 玄関のある階では、「玄関の障害物」「まっすぐ抜ける線」「玄関が浴室に面している」「玄関が寝室に面している」「玄関に向いた鏡」「玄関が階段に面している」、そして家具が気の流れを狭めたり断ったりしている場所。
  • ベッドと机の支配の位置、八卦図、「風水家相の気の流れスコア」。すべて玄関のある階で読み取ります。
  • 読み取らないもの:上の階の部屋は描かれますが分析はしないので、ドアと一直線上にある上の階のベッドは指摘されず、何が何の真上にあるかも確かめません。ライダースキャナーがない場合、手作業での図は一つの階だけです。これらはこのページを参考に判断してください。

よくある質問

風水家相ではどの階がいちばん大事ですか?

玄関ドアのある階です。形勢派は流れが入ってくる場所から家を読むので、玄関のある階を最初に読み、いちばん重く見ます。上の階は、そこを通って行く家の私的な部分として読まれます。

二階には八卦をどう置けばよいですか?

流派によって違います。多くの鑑定者は一階と同じ向きを保ち、玄関ドアの壁を下の辺にします。階段を上りきった所をその階の入口とみなす人もいます。理気派は建物全体に一つの向きを使います。一つの方法を選び、すべての階で使いましょう。

家の中央に階段があるのは風水家相で悪いですか?

伝統的には勧められません。中央は家の心臓と読まれ、階段がそこを絶えず動かすからです。いちばん注意されるのは、中央のらせん階段です。開いた階段や急な階段より、しっかりした明るい階段のほうがよいとされます。

ガレージの上の寝室は風水家相で悪いですか?

一般に避けるよう助言され、冷たい床、音、排気ガスといった素朴な理由もあります。寝室として使うなら、車からいちばん遠い部分の上にベッドを置き、できれば床を断熱し、家からガレージへのドアは閉めておきましょう。

主寝室は二階にあるべきですか?

上の階の寝室は、玄関ドアや日中の家の中の行き来から離れているので、一般によい位置と考えられます。それより大事なのは部屋そのものです。ベッドが支配の位置にあり、真下に重いものや音を出すものがないことです。

参考文献と関連書籍

  • Guo Pu (attributed), 葬書 Zangshu (The Book of Burial), Jin dynasty, 4th century
  • Ole Bruun, An Introduction to Feng Shui, Cambridge University Press, 2008
  • Michael Paton, Five Classics of Fengshui: Chinese Spiritual Geography in Historical and Environmental Perspective, Brill, 2013

このページで紹介した伝統について書かれた文献です。参考として挙げたもので、アプリを推薦するものではありません。アプリが決まりをどう当てはめるかは風水ARによる住まいの読み方をご覧ください。

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