二つの読み方、二つの対象
形勢派(巒頭)の風水家相は、その部屋に住む誰にでも同じ助言をします。ベッドからドアが見えること、玄関からの通り道が空いていること、尖った角が座る場所に向いていないこと。どれも、あなたが誰かには左右されません。
四柱推命はその逆です。建物については何も言いません。生まれた年、月、日、時刻を四つの柱として書き、本人を表す文字である日主を中心に、五行のバランスを読みます。
二つを合わせると、どちらか一方だけでは答えられない問いに答えられます。この部屋が全体としてよく整っているとして、この特定の人にとって、より合う点や合わない点はあるか、という問いです。同じ家に住む二人が、形の読みでは同じ結果になり、個人の読みでは違う結果になることもあります。
五行が橋渡しをする
四柱推命の読み解きは、命式がその助けを受けるとされる一つか二つの五行、つまり喜神にたどり着きます。その判断の仕方は喜神のページで説明しています。自分の喜神がわからなければ、四柱推命の計算ツールで割り出せます。
風水家相も同じ五行を使い、それぞれを家の中にあるものに結びつけます。
- 方位。八つの方位と中央はそれぞれ五行に属します。東は木、南は火、北は水、といった具合です。対応の全体は吉方位のページにあります。
- 色。木は緑、火は赤、土は黄色や砂色、金は白と灰色、水は黒と濃い青です。
- 素材と形。植物と木材、暖色の照明、陶器と石、金属と丸い形、ガラスと流れる形です。
こうして、生まれた時の命式についての判断として始まった五行が、向くべき方位や、ベッドの近くに置く色になります。
当てはめる場所:ベッドと机
鑑定者が重視するのは、人が動かずに何時間も過ごす場所です。住まいでいえば、眠る場所と仕事をする場所です。
それぞれについて、二つのことを見ます。一つ目は区画で、住まいの中心から測って、ベッドや机が家のどの部分にあるかです。二つ目は向きで、机なら座ったときに見る方向、ベッドなら頭のてっぺんが向く方向です。どちらも、喜神に当たる方位と比べます。
どちらかが合えば、伝統ではそれを支えとして数えます。どちらも合わなければ、手間の少ない順に提案が出てきます。部屋が許すなら、ベッドや机の向きを変えます。許さなければ、喜神の五行を色や素材で取り入れます。寝具、ランプ、ラグ、植物、机の上の小物などです。
同じ考え方は部屋にも広がります。喜神の五行のものが何もないリビング、寝室、仕事部屋は、鑑定者がよく指摘する点で、対処も同じくらい小さなことです。
四柱推命か本命卦か:自分に合わせる二つの方法
住まいを人に合わせる方法は四柱推命だけではなく、いちばんよく知られた方法でもありません。八宅派は、生まれ年と性別から計算する一つの本命卦をもとに、八つの方位を四つの吉方位と四つの凶方位に分けます。自分の本命卦は本命卦の計算ツールで調べられます。
二つの方法は、出発点となる情報が違います。本命卦は年だけを使い、四柱推命は四つの柱すべてを使います。そのため同じ人でも違う方位が出ることがあり、実際によくあります。片方だけを使う鑑定者もいれば、方位には八宅派を、色や時期には四柱推命を使う鑑定者もいます。どちらの結果も間違いではなく、流派が違うのです。
自分がどちらに従っているかを知っておくと、両方の助言を混ぜずにすみます。このアプリは四柱推命の喜神をもとにし、本命卦は使いません。
形が先、個人の方位はその次
個人の方位と部屋の配置が合わないときは、広く共有された優先順位があります。
- 形。ベッドと机の支配の位置、そして家の中を通る空いた通り道です。これは誰にでも当てはまり、多くの流派が一致しています。
- 個人の方位と五行。形の決まりが残した余地の中で当てはめます。
吉方位に向けた結果、ドアに背を向けたベッドは、良くなったとはみなされません。自分の方位を向く唯一の方法が支配の位置を崩すことなら、位置はそのままにして、色や素材で五行を取り入れてください。寝室と仕事部屋のページで、それぞれの形の決まりを説明しています。
確かさの違いという理由もあります。ベッドからドアが見えるかどうかは、誰でも確かめられます。命式の喜神が何かは、読み解きに使う方法しだいです。
実際の住まいではこうなる
- 喜神が水の命式で、寝室が住まいの南にある場合:南は火に当たり、寝室は動かせません。ドアを見失わずにヘッドボードを北の壁に置けるなら、それが第一の選択です。無理なら、濃い青の寝具やガラスのランプで水を取り入れます。
- 夫婦で喜神が違う場合:ベッドは共有なので、形だけで置き場所を決めます。そのうえで、それぞれが自分の側にベッド脇のランプや掛け布で色を取り入れ、向きはそれぞれ自分の机で当てはめます。
- 吉方位に向けると机がドアに背を向ける場合:机はドアが見える位置のままにします。喜神の五行は、机の上や目の前の壁に足します。
- あまり模様替えができない賃貸の人:区画と向きは、収まる家具で決まってしまいます。色と素材は決まっておらず、何も動かせないときに伝統が示すのはそちらです。
よくある間違い
- ドアより方位を優先する:個人の方位は二層目です。支配の位置を失ったベッドや机を、それで上書きすることはありません。
- 家じゅうを一つの五行で模様替えする:この方法はベッドと机に当てはめるものです。家全体を喜神の色で塗ることを意図している鑑定者はいません。
- 気づかずに本命卦の方位と四柱推命の五行を混ぜる:別の方法で、互いに食い違うことがあります。方位にどちらを使うか決めてください。
- 足りない五行が喜神だと思い込む:少なさが数に入るのは一部の命式だけです。喜神は日主の強さから導かれます。
四柱推命を使った風水家相について読むことと、自分の間取り図の上で見ることは別のことです。ベッドがどの区画にあり、頭がどちらを向くかは住まいの中心と方位の記録しだいで、紙の間取り図で割り出すのはどちらも面倒な作業です。
住まいを自分仕様に
住まいをスキャンし、生年月日などを加えると、ベッドと机が命式の喜神とどう合っているかがわかります。
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命式を加えたときにアプリが読むもの
- 方位を記録してスキャンした住まいのそれぞれのベッドと机について:家のどの区画にあるか、そして向いている方向(ベッドなら頭が向く方向)。
- その両方が喜神と比べてどうか。吉方位を向く提案や、その五行の色や素材を近くに置く提案も示します。
- 喜神の五行のものが何もないリビング、寝室、仕事部屋。
- その土台となる形の読み:それぞれのベッドと机が支配の位置にあるか、そして玄関からの流れが狭まったりふさがれたりしている場所。
- 使わないもの:本命卦、八宅派の方位、玄空飛星。壁にすでに使われている色も読みません。
よくある質問
四柱推命を使った風水家相とは何ですか?
その人の四柱推命の命式を使って住まいを整えるやり方です。命式の喜神を方位、色、素材に対応させ、主にベッドと机に当てはめます。
四柱推命を使うほうが本命卦より良いのですか?
どちらが良いと確立されているわけではありません。出発点の情報が違う別の流派で、本命卦は生まれ年と性別から、四柱推命は四つの柱すべてから始めます。同じ人でも違う方位が出ることがあり、どちらに従うかは鑑定者によって違います。
四柱推命を使った風水家相に方位磁石は必要ですか?
方位と区画には必要です。家がどちらを向いているかを知る必要があるからです。色と素材には必要ありません。それは喜神だけで当てはめられます。
寝室を共有する二人の喜神が違う場合は?
ベッドは二人に共通の形の決まりで置きます。そのうえで、個人の五行はそれぞれ、ベッドの自分の側と自分の机で当てはめます。
吉方位を向くようにベッドを動かすべきですか?
支配の位置を保てる場合だけです。ベッドからドアが見え、ヘッドボードがしっかりした壁にあり、ドアの真正面の線から外れていることです。方位のためにそれが崩れるなら、多くの鑑定者は位置を保ち、色や素材で五行を足します。
参考文献と関連書籍
- Xu Sheng (compiler, after Xu Ziping), 淵海子平 Yuanhai Ziping, Song dynasty
- Ole Bruun, An Introduction to Feng Shui, Cambridge University Press, 2008
このページで紹介した伝統について書かれた文献です。参考として挙げたもので、アプリを推薦するものではありません。アプリが決まりをどう当てはめるかは風水ARによる住まいの読み方をご覧ください。