裏口や窓と一直線に並ぶ玄関
開けた玄関の戸口に立ってください。正面に、あいだに何もなく、裏口、庭へのガラス戸、大きな窓を通して外の光が見えるなら、形勢派はその家にまっすぐ外へ抜ける線があると読みます。入ってきた流れは家を横切り、両側の部屋へ曲がらずに出ていくとされます。いちばん確かめやすいのは間取り図の上です。玄関から定規を当てて、何に突き当たるかを見てください。
どれほど強く読むかは、いくつかの点で変わります。
- 線がどれだけ開けているか。ずっと空いた床が典型的な例です。家具の置かれた部屋を通る線は、すでに一部途切れています。
- 向こうの端に何があるか。外へのドアや床から天井までのガラスは、最も重く数えられます。小さな窓や高い窓は軽く見る鑑定者が多くいます。
- どれだけ真正面か。少しずれたドアどうしは、真正面に向き合うドアより一般に軽く扱われます。
日常的な見方をすれば、玄関の段から奥まで見通せる家には帰ってきたという感じが薄く、両方を開ければすきま風が前から後ろへ抜け、玄関に来た人には庭まで見えます。ドアそのものについては玄関ドアのページで扱っています。
向き合う二つの室内ドア
ここは、意見が分かれていることを率直にお伝えすべき点です。
口論する門、あるいはぶつかる門という呼び名を使う鑑定者もいて、かなり具体的なものを指しています。向き合っていてもずれていて、それぞれが相手のドア枠を半分見ているドア。大きさの違うドア。両方開けるとぶつかり合うドアです。俗説では、その奥にいる人どうしが対立するとされます。
一方で、大きさの同じ二つのドアが真正面に向き合うのは廊下ではごく普通のことで、まったく問題ないとする鑑定者もいます。より厳しい少数派は、向き合う寝室のドアはすべて数に入れます。種類の違うドアに向き合うドアが特に取り上げられることもあり、よくある例は廊下をはさんで浴室に向き合う寝室で、ここでもよくある助言は浴室のドアを閉めておくことです。
どれも確かめようがなく、間取り図から家族についての予言を読み取るべきではありません。実用的な点だけでも、気にする理由にはなります。ぶつかり合うドアは邪魔ですし、向き合う二つの寝室のドアは、それぞれの住人に相手の部屋の中が見えてしまいます。
浴室や寝室のドアに向く玄関
これは、間取り図では似て見えても、まっすぐ外へ抜ける線とは別の読みです。
- 浴室。伝統は浴室を家から出ていく水と結びつけるので、浴室のドアをまっすぐ見る玄関は、入ってくる流れを排水口へ向かわせるとされます。対処はいつでも、ドアを閉めることです。浴室のページをご覧ください。
- 寝室。玄関からまっすぐのぞける寝室は、家の動きの多い側にさらされすぎていると考えられます。ここでも最初の対処はドアで、二番目は中でベッドがどこにあるかです。詳しくは寝室のページにあります。
手間の少ない順に一直線を途切れさせる
目的は、道筋を曲げることで、壁でふさぐことではありません。回り込んで歩くものが一つあれば十分です。
無料
- 向こうの端のドアを閉める、または閉めておく習慣にする。
- すでに持っているもの、たとえば植物、ひじ掛け椅子、サイドテーブルを線の上に動かす。
- 玄関を使うときは、向こうの窓のカーテンを引くかブラインドを下ろす。
ちょっとした買い物
- 向こうの窓やガラス戸に、薄手のカーテンかブラインド。光を残しつつ一直線を和らげます。
- 線をまたいで敷くラグやランナー、または線の方向を指さない柄のもの。
- 戸口から目に留まる高さの、台に載せた植物。
- 黒帽派の鑑定者は、途中にカットされたクリスタルや風鈴をつるすことがよくあります。古典派の鑑定者は、ふつうそうしません。
配置を変える
- 道筋がその周りを曲がるように、コンソールテーブル、本棚、折りたたみのついたてを置く。
- 仕切りのない間取りなら、ソファの背が線をまたぐように向きを変える。
一つ注意があります。途切れさせるものは道の途中か向こうの端寄りに置き、玄関を入ってすぐの数歩には置かないでください。そこに置くとふさがれた玄関になります。
気にするのをやめるとき
一方のドアからもう一方へ行くのにすでに曲がって歩いているなら、何かが見通せても、線は途切れています。そして向こうのドアが一日のほとんど閉まっているなら、一直線はほぼ理屈の上だけのものです。
二つのドアを廊下がつなぐとき
ドアのあいだに廊下があると、読みが一つ加わります。まっすぐな通路は、途中で流れを速めるとされます。対処は長い廊下のものと重なり、ランナーが両方の役目を果たします。この一直線が間取り全体の中でどう位置づけられるかは、住まいの間取りで扱っています。
四つの一直線
- 長屋式の住宅:玄関、廊下、台所、裏口:ドアをすべて開けると、玄関の段から庭が見えます。台所のドアを閉めておけば、無料で線が途切れます。ドアを開けたままなら、廊下の奥寄りにランナーと植物を置きます。
- リビングの向こうのバルコニーの戸と向き合うマンションの玄関:ガラスに薄手のカーテンをかけ、線の上にソファか丸テーブルを置けば、まっすぐな通り道が家具を回る道筋に変わります。
- 踊り場をはさんで半分重なる二つの寝室のドア:一部の鑑定者が口論する門と呼ぶ形です。何も動かせません。片方のドアを閉めておけば、実用的な面、つまり一方の部屋からもう一方が見えることには対処できます。
- 短い廊下の突き当たりにあるトイレが見える玄関:そのドアは閉めておきます。ドアに絵を掛ければ、目が向かう先がほかにできます。
よくある間違い
- 玄関に途切れさせるものを置く:入ってすぐの数歩にある障害物は、一つの指摘を別の指摘と取り替えるだけです。
- 流れを跳ね返すために玄関に向けて鏡を掛ける:伝統では、これは敷居で流れの向きを変えてしまうとされ、それ自体が問題です。
- 線を完全にふさぐ:道筋の真ん中を横切る背の高い棚は、線だけでなくあなたも止めてしまいます。ゆるめるのであって、閉ざすのではありません。
- 向き合うドアをすべて同じに扱う:玄関から裏への一直線は広く意見が一致しています。室内ドアの決まりはそうではありません。
家の中からでは、二つの開口部が本当に一直線に並んでいるのか、たまたま立っている場所からそう見えるだけなのかは判断しにくいものです。間取り図に描き、玄関からの道筋を重ねれば、答えははっきりします。
家の気の流れを見る
玄関からスキャンし、家の中を通る道筋が部屋へ曲がっていくのか、反対側からまっすぐ出ていくのかを見てください。
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スキャンで向き合うドアについてわかること
- 「まっすぐ抜ける線」:家の反対側の窓や外へのドアと一直線に並ぶ玄関。
- 「玄関が浴室に面している」:玄関から浴室のドアへのまっすぐな見通し。
- 「玄関が寝室に面している」:寝室をまっすぐのぞき込む玄関。
- 玄関ドアの真正面にある鏡(「玄関に向いた鏡」)。
- 玄関からの流れの通り道を間取り図に重ねて描くので、どこでまっすぐ進み、どこで家具に曲げられるかがわかります。
- 読み取らないもの:向き合う二つの室内ドア。スキャンでは指摘せず、ドアの大きさ、重なり、ぶつかり合うかどうかも比べません。
よくある質問
窓に向いた玄関は風水家相で悪いですか?
伝統では、大きな窓と一直線に並ぶ玄関を、裏口に向いた玄関の一種として扱います。流れが家を横切って出ていくとされます。小さな窓や高い窓は軽く見る鑑定者が多くいます。窓のカーテンや、線の上に置いた家具がいつもの対処です。
向き合う二つの寝室のドアは風水家相で悪いですか?
鑑定者のあいだで意見が分かれます。ドアがずれている、大きさが違う、開けるとぶつかる場合だけを問題にする人もいれば、大きさの同じそろったドアは特に気にしない人もいます。多くの流派が一致している一直線の一つではありません。
風水家相でいう口論する門とは何ですか?
ずれて向き合う室内ドアや、両方開けるとぶつかり合う室内ドアに、一部の鑑定者が付ける呼び名です。俗説では、それを使う人どうしがけんかをするとされます。伝統的な解釈であって、予言ではありません。
玄関と裏口のあいだには何を置けばいいですか?
道筋を曲げるものなら何でもかまいません。台に載せた植物、丸テーブル、コンソール、ついたて、線をまたいで敷くラグなどです。玄関を入ってすぐではなく、道の途中に置いてください。
裏口がふだん閉まっていても、一直線は問題になりますか?
ずっと小さな問題です。閉じたしっかりしたドアは線を途切れさせ、向こうのドアを閉めておくのは多くの鑑定者が最初に勧める対処です。ガラス戸は例外で、見通しが残るため、カーテンかブラインドが同じ役目を果たします。
参考文献と関連書籍
- Guo Pu (attributed), 葬書 Zangshu (The Book of Burial), Jin dynasty, 4th century
- Ole Bruun, An Introduction to Feng Shui, Cambridge University Press, 2008
- Michael Paton, Five Classics of Fengshui: Chinese Spiritual Geography in Historical and Environmental Perspective, Brill, 2013
このページで紹介した伝統について書かれた文献です。参考として挙げたもので、アプリを推薦するものではありません。アプリが決まりをどう当てはめるかは風水ARによる住まいの読み方をご覧ください。