玄関ドアで図の向きを合わせる
ほとんどの間取り図は、北か道路が上になるように描かれています。玄関ドアが下の辺に来て、敷居に立ったときと同じように家の中を見る向きになるまで、図を回してください。
次に、図面が当然のこととして省いているものを書き込みます。
- 玄関ドア。 マンションなら、建物のエントランスではなく自分の住戸のドアです。ドアがいくつもある一戸建てでどれを数えるかは、玄関ドアで説明しています。
- 各ドアの開く向き。 図面では四分円で示されています。狭い廊下へ開くドアは、図面では空いているように見える床を占めます。
- 窓と外へのドア。 下の最初の確認で大切になります。
- 北。記されていれば。 方位による八卦に必要です。方位記号のない図面は、方位磁石を持って家の中に立つまでは、玄関基準の方法でしか読めません。
鉛筆で流れをたどる
玄関ドアから始めて、家の中へ線を引きます。通るのはドアの開口部だけで、通路では中央を進みます。線をすべての部屋へ枝分かれさせます。描いたものが、形勢派の読む流れの道筋です。
その線で五つのことを見ます。
- 玄関ドアから当てた定規が、壁に触れずに窓や裏口に届くか。 これが「まっすぐ抜ける線」と呼ばれる配置です。
- 同じ定規が浴室のドアや寝室に当たるか。
- 長い直線の区間があるか。 間取りの長さのほとんどを貫く廊下はその一つです。
- 部屋に行き着かず、壁で終わっている枝はあるか。
- 別の部屋を通らないと線が届かない部屋はあるか。
それぞれが何を意味し、ふつうどう対処するかは、家の間取りで取り上げています。紙の上では、見つけることだけが目的です。玄関ドアから主な部屋までの間に、ゆるやかな曲がりが一つか二つあるのが、形勢派の好む形です。
間取りの形
ほとんどの流派は、正方形や単純な長方形を欠けのない形と見なします。カギ型、コの字型、角を切り落とした形など、一部が欠けた間取りでは、「欠け」の問題が出てきます。
この考え方は、黒帽派でもっともよく知られています。間取り全体を囲む長方形を描き、そこに八卦の格子を重ねます。格子のうち壁の外に出る部分は欠けと読まれ、そこに割り当てられたエリアが表す人生の面が弱まるとされます。一部の黒帽派の専門家が使う目安では、その辺の長さの半分より短いへこみは欠け、半分未満の出っ張りは張りと数えます。勧められる対策には、欠けた部分の横の壁に鏡を掛けること、または本来角があったはずの外の地点に照明や植物を置くことがあります。
理気派の鑑定者も欠けた方位を読みますが、ドアに対する位置ではなく方位で読むので、同じカギ型のマンションでも、二つの体系で欠けるものが違うことがあります。本来の形勢派は、外形そのものより、それが動きにどう影響するかに関心をもちます。カギ型の間取りでは長い廊下や、折れ曲がった先の部屋ができやすく、形勢派が読むのはそちらです。
これは冷静に受け止めておきたい点です。不規則な形のマンションはとても多くあります。欠けは一つの流派の中での解釈であって、建物の欠陥ではありません。
図面に八卦を重ねる
方法は二つあり、互いに入れ替えることはできません。
玄関に合わせる(黒帽派)。 玄関ドアのある壁を下にして、図面を三×三の格子に分けます。すると玄関ドアは下の三つのマスのどれかに入ります。左が「知恵」、中央が「仕事」、右が「人脈と旅行」です。真ん中の列は「家族と基盤」、中央の「健康」、「子供と創造」です。奥の列は「財」、「名声と評判」、「恋愛と人間関係」です。方位磁石は使いません。
方位に合わせる(古典派)。 間取りの中心を見つけ、北を正確に測り、中心の周りで図面を八つの方位に分けます。それぞれの方位にエリアと五行があります。北は「仕事」、南は「名声と評判」、東は「家族と基盤」、南東は「財」、というようにです。
一方はドアとともに回り、もう一方は地球に合わせて回るので、二つはたいてい食い違います。玄関基準の方法では奥の左角が「財」ですが、方位基準の方法では、「財」は家のどこであれ南東にあります。それぞれの流派の鑑定者は自分の方法が正しいと考えており、なぜ分かれたのかは流派の概要で説明しています。双方が口をそろえて言うのは、一つの読み方の中で二つを組み合わせないことです。
八卦図ツールを使えば、簡単な図面で両方を試せます。ほかの古典的な方法は、図面をまた別のやり方で使います。八宅派や四柱推命に基づくやり方は、方位を人に照らして判断し、そこで吉方位が関わってきます。
図面からは分からないこと
図面は、ふるい分けには優れていても、判断を下すには向いていません。次のことは示されません。
- 家具。 ベッド、机、ソファ、ふさがれた通り道についての形勢派の指摘は、家具がどこにあるかで決まります。家具のない図面は、家具の入った部屋が通らない確認も通ってしまいます。
- 信頼できる縮尺。 販売用の図面は縮尺どおりでないことがよくあります。記載された寸法を、自分のベッドやソファと照らし合わせましょう。
- 歩いたときの感じ。 図面の上では十分な幅のある廊下も、開いたドアの横をすり抜けるように感じることがあります。
- 明るさ、天井の高さ、窓の外にあるもの。
- 役に立つほど詳しい階段の様子。
図面から住まいを選ぶなら、図面で候補を絞り、見学で決めましょう。間取りのセルフチェックでは、形勢派の問いを図面に当てはめて確認できます。実際に行うなら家全体を歩いて見るガイドがあります。
借りる前、買う前に図面を読む
- 寝室が一つある同じ広さのマンション二つ — 一つ目は、ドアを開けると短い廊下があり、曲がってリビングに入ります。二つ目は、ドアからリビングの向こうのベランダの戸が見えます。形勢派は一つ目を好み、二つ目では入居したその日から、その線上に何かを置く必要があります。
- 短い方の腕に寝室があるカギ型の間取り — 玄関に合わせる八卦では、角が欠けています。形勢派で問題になるのは、寝室へ向かう廊下です。その長さと、廊下が何に突き当たるかです。
- 方位記号のない図面 — 流れをたどり、玄関に合わせる八卦を重ねることはできます。方位による読み方は、家の中に立てるまで待ちましょう。地図から北を推測しても、測定ではなく推測にしかなりません。
- 家具が描き込まれた販売用の図面 — 家具は提案として扱います。自分のベッドを記載された部屋の寸法と比べ、ドアが開く範囲にかからないかを確かめましょう。
よくある間違い
- 二つの八卦の方法を混ぜる — 「財」を玄関基準の格子から、仕事を方位から取ると、どちらの流派にも属さない図になります。
- 格子を建物のエントランスに合わせる — マンションでは、玄関基準の方法は自分の住戸のドアを使います。
- 壁を通して流れをたどる — 線が通れるのはドアの開口部だけです。間仕切りのない空間を横切るのはかまいませんが、間仕切り壁を越えてはいけません。
- ドアの開く向きを無視する — 同じ小さな廊下へ開く二つのドアはぶつかることがあり、弧を見ればそれは図面に表れています。
- 図面だけで決める — 図面は家具を示せず、形勢派の指摘のほとんどは家具についてのものです。
まだ住んでいない家の図面は、手で読むしかありません。歩いて回れる家は違います。家具が実際にある場所のまま、部屋そのものから図面をつくれるのです。
間取り図を分析
家そのものをスキャンすれば、アプリが間取り図を描き、気の流れの道筋と八卦を重ねて表示します。
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スキャンで間取りについてわかること
- 家をスキャンするか、手で記入した角と出入口から、部屋、ドア、窓、家具を含む図面をつくります。
- その図面に描かれた、玄関ドアからの流れの道筋。
- 玄関ドアが窓や外へのドア、浴室のドア、寝室と一直線に並んでいないか(「まっすぐ抜ける線」「玄関が浴室に面している」「玄関が寝室に面している」)。
- 「行き止まりの廊下」、「狭い通路」、道筋が届かない部屋(「〜がつながっていません」)。
- 玄関に合わせた三×三の格子、または方位に合わせて図面に重ねた八卦。
- 玄関に合わせる八卦では、マスの半分未満しか床に入っていないエリアが「欠け」として示されます。
- 読み取らないもの:歩いて回れない家の図面や文書ファイル。壁の外にあるものも読み取りません。
よくある質問
自分の間取り図に八卦図をどう重ねればよいですか?
玄関基準の方法では、玄関ドアが下に来るように図面を回し、間取り全体を囲む長方形を描いて、九つの同じ大きさのマスに分けます。方位基準の方法では、間取りの中心を見つけ、方位を測り、その中心から図面を八つの方位に分けます。
玄関に合わせる八卦と方位による八卦、どちらを使えばよいですか?
どの流派に従うかによります。黒帽派は玄関を、古典派は方位を使い、それぞれが自分の方法を正しいと考えています。同じ家でも結果が違うことがよくあるので、一つを選んで一貫して使いましょう。
風水家相でいう「欠け」とは何ですか?
カギ型のような不規則な間取りに八卦の格子を重ねたとき、壁の外に出てしまう格子の部分のことです。この考え方は黒帽派でもっともよく知られており、その位置のエリアが表す人生の面が弱まると読みます。理気派は代わりに、方位によって欠けた方位を読みます。
風水家相でいちばんよい間取りの形は何ですか?
ほとんどの流派は、八卦のすべての部分が壁の中に収まるので、正方形や単純な長方形をもっとも欠けのない形と見なします。不規則な間取りはとても多く、住まいを諦める理由ではなく、工夫して付き合うものとして扱われます。
入居前に間取り図を確認できますか?
流れの道筋をたどる、玄関ドアが何と一直線に並ぶかを確かめる、形を見る、玄関に合わせる八卦を重ねる、ということはすべて図面からできます。確認できないのは、家具や正確な方位の測定に左右されることで、それには見学が必要です。
参考文献と関連書籍
- Guo Pu (attributed), 葬書 Zangshu (The Book of Burial), Jin dynasty, 4th century
- Ole Bruun, An Introduction to Feng Shui, Cambridge University Press, 2008
- Michael Paton, Five Classics of Fengshui: Chinese Spiritual Geography in Historical and Environmental Perspective, Brill, 2013
このページで紹介した伝統について書かれた文献です。参考として挙げたもので、アプリを推薦するものではありません。アプリが決まりをどう当てはめるかは風水ARによる住まいの読み方をご覧ください。